高山市荘川の別荘地内において、お客様の要望で、5月の大型連休に間に合うように造った別荘の付属施設。ピザ窯の材料はお客様支給です。2mの柱、2mの梁、2mの垂木といった規格材をロスなく使い、無駄のない設計となっています。2m四方の小作品ながら軒高、梁成、軒の出などのバランスよく仕上がりました。木部が緑で屋根の色が黄色という大胆な配色は、別荘本体と反対の色にしたいというお客様の提案によるもの。違和感なく別荘地に溶け込んでいます。
とある旅館の模様替え工事を請け負いました。
お客様としては、
・壁に穴が開いている
・隣の部屋から音が漏れる
・天井に染みがある
・塗り壁では手入れが大変
といった老舗旅館ならではの悩みがあり、相談に乗ることになりました。
そして、
・天井は染み抜きして着色
・隣室に接する壁は一度めくり、吸音材・遮音材を入れてクロス仕上げ
・それ以外の壁は塗り壁の上にパテ処理をしてクロス仕上げ
・畳と建具の表替えを行う
以上の方針のもと、施工を行いました。その結果、天井の染みはきれいに落ち、お客様が選んだ和紙調クロス(防カビ・表面強化・不燃)が見事にはまり、部屋が生き返りました。ただし、隣室との音漏れについては、聞こえにくくなったものの完璧に音を消すには至らず、反対側の部屋を改修する際にさらに防音工事を行うこととなり、課題を残す結果となりました。